当社には、過去に製造経験があるリピート生産される部品とは別に、さまざまなお客さまから試作案件の相談や見積依頼が入ってきます。その対応では、納期や価格などの交渉を経て受注につなげます。

受注が確定すると、各部門の担当者による生産へ向けた打ち合わせを行います。工程設計や加工設備、検査方法、日程計画などについて綿密かつスピーディーに協議をして準備を整え、加工に入ります。

加工担当者は、必要な工具の準備、治具という補助工具の設計・製作やCAD/CAMによる加工プログラムの作成などを行ってから、実際に加工します。完成品の寸法検査も担当します。当社では、治具設計などの準備から加工・検査までを基本的に1人で担当します。コンピューター制御の機械だけではなく職人技の必要な工程を受け持つ場面も出てきます。分業する場合もありますが、担当者制での一貫対応によるスキルアップを優先しています。

協力業者で必要な外観処理を施し、出荷検査を済ませてから、お客さまのもとへ出荷します。なおグループ企業・協力業者には、外観処理業者のほか、駒ヶ根ダイカスト工業や金型メーカーがあります。